ファミコン音源の作り方について解説

今日は
ファミコン音源の
作り方について
解説します。

最近
また
人気が
出てきている
ファミコン音源

ファミコン実機からの
出力方法も
あわせて
ご紹介
しますね。

ファミコン音源の作り方について解説

それでは、行ってみましょう!

さて
当ブログでも
8bit音源系の
記事を
かなり
書いたのですが

8bit音源でも
ファミコン音源に
特化した記事を
書いておきたいと
思います。

ファミコン音源は
VSTiなどを
使って

通常の
DAWを
使う方法も
ありますが

ファミコン音源
専用の
DAWもあり

famitrackerや
nsdlibなど

ファミコン音源の
中でも
チップチューンと言われる
ジャンルに
特化したアプリやソフトも
あります。

今日は
ステップバイステップで

すべて書きたいと
思いますので

是非
最後まで
読んでみて
ください。

まずはファミコン音源の仕様について理解する

ファミコン音源を
作りたいなと
思ったら

まずは
仕様について
理解する必要が
あります。

ファミコンは
3音

というのは
聞いたことが
ある方も
多いと
思いますが

実際には
ファミコン音源は
以下のような
仕様になっています。

  • 1chと2chは矩形波(Duty比12.5%,25%,50%)
  • 3chは三角波(ボリューム固定の擬似三角波)
  • 4chはノイズ
  • 5chはDPCMチャンネル

です。

これらを
APU
内蔵音源と
よく言いますが

5音同時に
出すことが
できます。

ここら辺の
ファミコン音源の
詳しい仕様については
こちらの記事を
ご覧ください。

8bit音楽の作り方講座その1

実際にファミコン音源を作るためのソフト・アプリ

ファミコン音源を
作るための

おすすめの
ソフトや
アプリに
ついてですが

以下の通りに
分けられると
思います。

  • 専用DAWのfamistudio
  • 海外で主流なfamitracker
  • 日本で主流なnsdlib
  • 汎用VSTiプラグイン

といった
感じです。

今回
ご紹介するのは

ファミコン音源の
中でも

実機再生に
準拠した

NSFと言われる
フォーマットに
対応した
音源の
作り方に
なります。

NSFは
NES Sound Formatという
フォーマットのことで

ファミコン実機での
再生が
可能です。

NSFについて
また
NSFの
再生方法については
こちらの記事を
ご覧ください。

nsfと言われるチップチューンのフォーマットについて

さて
NSFについて
軽く触れたところで

各種ソフトについて
解説していきます。

famistudio

まずは
famistudioに
ついてです。

こちらから
ダウンロードが
可能です。

https://famistudio.org/

famistudioには
Android版も
あります。

https://play.google.com/store/apps/details?id=org.famistudio

こちらは
ピアノロールと
言われる

本格的な
DAWソフトに
近い
操作感に
なっていますが

実機再生対応ファイルの
NSF出力に
対応しています。

mckという
MMLの
コンパイラーが
ありましたが

こちらの
ファミコン音源制作ツール
というのは

当時
非常に
ハードルが高く

これが
ファミコン音源が
広まりにくい
要因と
なっていました。

もっと
一般的な
人が
親しみやすい

ピアノロールや
DAWに近い
操作感を
ということで
生まれたソフトの
ようです。

famitracker

次は
famitrackerです。

famistudioでも
NSFも
出力できるし

それで
いいんじゃないの?


思われるかも
しれませんが

若手を
みていると

famistudioで
慣れてきたら
famitrackerに
移行する方も
見かけますね。

famitrackerというのは
縦で
上から下に
音符が
流れていく画面が
特徴的な
ソフトです。

Scaling The Dragon Fortress [NSF, 2a03]

Fear of Darkさんの
曲ですが
こんな感じの
画面ですね。

famitrackerにも
いろんな種類のものが
あるようですが

いま
主流なのは

0CC-famitrackerの
ようですね。

https://github.com/HertzDevil/0CC-FamiTracker

famitrackerの
使い方については
mckwikiなどを
みてみてください。

https://wikiwiki.jp/mck/FamiTracker

nsdlibを使う

さて
ここからが
日本で
主流の
方法になります。

MMLと
いいますが

Music Macro Language
という
表記方法を
駆使して作る
方法になります。

こちらは
かなり
ハードルが
高めですが

MML自体が
むかしの
パソコンの時代から
使われていまして

結構
ノウハウを
持っている方も
多い方法に
なります。

MMLで
書かれた曲だと

naruto2413さんの
Artificial Intelligence Bombが
特に有名でしょうか。

Artificial Intelligence Bomb

こちらは
mckという
コンパイラー向けに
書かれた曲に
なります。

MMLに
慣れると
文章を
書くような感じで

アルファベットと
数字で
曲を
書くことが
できるようになります。

ファミコン音源を
作られている
プロの
作曲家の方だと

海外の
スタジオに
遊びに行っている時に

作曲の
仕事が
入ってきて

携帯で
MMLで書いて
納品する

なんてことが
あるんだそうです。

以前は
mckから
派生した
ppmckという
MMLコンパイラーが
よく使われていました。

http://ppmck.web.fc2.com/ppmck.html

こちらは
いまも
使われていますが

シェアが
多いのは
NES Sound Driver & Library
通称
nsdlibに
なります。

http://shaw.la.coocan.jp/nsdl/

環境に
よっては
文字化けして
いる気がしますが

Githubで
公開されていますので
そちらから
ダウンロードしてみて
ください。

https://github.com/Shaw02/nsdlib

Windowsの
場合は

ダウンロードしてみた
ZIPファイルを
解凍したら

Cから
users
に飛んで

ユーザーの
ルートフォルダに
nsdl130のフォルダを
移動して

sampleを
コンパイルしてみると
いいと思います。

sampleの
中にある
mmlファイルを

binの中に
ある

nsc.exe
というファイルに
ドラック&ドロップすると
nsfファイルが
生成されると
思います。

NSFの
再生には
NSFPlayを
使うと
便利です。

https://bbbradsmith.github.io/nsfplay/

私は
macOSを
使っていますが

macOSの
場合は

こちらの
記事を
参考に

自分の
環境で
コンパイルできるように
してみてください。

NESSoundDriver&LibraryをMac向けにコンパイル

実際の
MMLを
書く工程に
関してですが

こちらは
ほかの人の
MMLを参考に
自分で
書いてみることで
うまくなると
思います。

私は
MMLを
Githubで
公開しています。

https://github.com/rana-mzk/MMLSakura

こちらから
見てみてください。

mckと
nsdlibと
あわせて

OFGSという
一風変わった
MMLコンパイラーも
あるようです。

http://offgao.net/ofgs/

参考までに
どうぞ。

汎用的なVSTiを使う

いままでは
実機再生メインの
方法を
ご紹介しましたが

汎用的な
VSTiに
ついても
ご紹介します。

有名な
ところだと

YMCKさんの
magical 8bit plug2が
使いやすいと
思います。

Magical 8bit Plug

ほかにも
SANA 8bit VSTや

https://github.com/m-masaki72/SANA_8BIT_VST/releases

メキメキチップ

*残念ながら
メキメキチップは
配布を終了したようです。

有償のソフトですが

Lovely Composer

https://booth.pm/ja/items/3006558

なども
あるようです。

*Lovely Composerは
Mac非対応です。

無料のものなら
とりあえず
入れてみるのも
いいと思います。

最後にファミコン実機再生について簡単に解説

最後に
ファミコン実機再生について
簡単に
解説して
みます。

チップチューンの
黎明期には

テラネットワークシステムさんの
TNSシリーズが
よく使われていました。

https://www2s.biglobe.ne.jp/~tns/

こちらは
活動が休止状態の
ようなので

お問い合わせなどは
お控えください。

最近だと
Everdriveなんかを
使っている方が
多いみたいですね。

EVERDRIVE N8(広告リンクあり)

NSFファイルの
再生にも
対応しているようです。

https://sdhizumi.blogspot.com/2022/01/everdrive-n8-pronsf.html

気になる方は
入手されてみては
いかがでしょうか?

まとめ

今日は
ファミコン音源の
作り方について
解説して
みました。

参考に
なれば
幸いです。

ファミコン音源を
集めた
プレイリストを
作ってみました。

8bitNESチップチューン(with Mainly Famicompo awaed artists)

こちらは
famicompoという
NSF専門の
コンペティションで
受賞したアーティストの曲を
中心に
集めたプレイリストに
なります。

是非
聞いてみて
くださいね。

それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき
ありがとうございます。

また明日です!

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