統合失調症のお薬について

こんにちは。今日は統合失調症に関する記事のアップデートです。今回は統合失調症のお薬についてです。

まず、統合失調症ではお薬が効果があると言われています。それには理由もあり、服薬がかなり病気の解決のための鍵になってきます。代表的なお薬やその副作用などについても述べていますので、参考になれば幸いです。

統合失調症のお薬について

統合失調症ではお薬がよく治療に用いられます。効果として、気持ちを落ち着けたり、また、統合失調症でよくある(病的な)妄想や幻覚を抑える効果があります。最近のお薬は陽性症状、陰性症状、どちらにも効くものもあり、良いお薬が随分と出ています。

統合失調症の症状についてはこちらの記事をご覧ください。

昔から使われているお薬だとリスペリドン(リスパダールなどとも呼ばれます)などがかなり有名なようです。リスペリドンなどはドーパミンのD2受容体に作用すると言われています。このドーパミンの研究はかなり有名で特にD2受容体というところが統合失調症の要になっているのではないかという研究があるようです。

ほかにも、エビリファイといったお薬やセロクエルといったお薬、また、そのほかにも睡眠がうまく取れない方のための睡眠薬など、たくさんのお薬があります。主治医と相談して、自分にあったお薬を見つけてみると良いと思います。

統合失調症のお薬の副作用について

人によって副作用の出方はかなり違うのですが、かなり太ってしまう副作用などもあるようです。ほかには勃起不全や喉が乾くなどの症状も現れることがあります。また、足がむずむずするアカシジアなども出ることがありますね。

統合失調症の治療だけでなく、西洋医学がベースになっている治療ですと、メリットとデメリットを比較してメリットを取るという治療のため、お薬の副作用が出て続けるのが嫌だなと思っても、しっかりと服用を続けるのが大事です。特に副作用が出てくる時は服薬をやめやすいので、しっかり主治医と相談して飲み続けましょう。

お薬に関しては飲んでよくなった、というものではなく、飲んでいるからいまの調子をキープできていると思うと良いです。一定の期間は同じ薬を同じ量飲み続ける期間というのがあり、そこをクリアできると減薬という風になってきます。私の場合ですが、同じ薬を飲む期間は10年ほど続きました。

新しいお薬の可能性

新薬についての記事はこちらをご参照ください。

統合失調症では新薬の開発が盛んで、頻繁に新しいお薬が現れます。新薬に関しては最初のうちは処方制限などがあり、二週間以内しか処方できなかったり、いろいろと制限がありますので、主治医と相談してみてください。

最近では、持続性の注射(持続性注射剤というようです)が最先端の治療のようです。筋肉注射で薬剤を注射することで効果が保てるというもので、錠剤のお薬と違って飲み忘れがなく、良いと言われています。やや処方にはハードルも高く、準備もありますので、主治医に自分が対応できるかどうかは聞いてみてください。

精神科について怖いイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、こういった標準治療を続けて行くとみなさん普通に社会に戻り、活動できるようになります。

今回は統合失調症のお薬についてでした。

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