霜山徳爾先生の
本を
読みました。
ヴィクトール
フランクルの
「夜と霧」
の翻訳で
知られる
霜山徳爾先生。
こちらの
「素足の心理療法」は
若い心理臨床家の
ために書かれた
本なんだ
そうです。
今日は
この本と
ちょっとだけ
大学の
思い出ばなしなんかを
しようと
思います。
霜山徳爾先生の「素足の心理療法」を読んで
それでは、行ってみましょう!
さて
霜山徳爾先生の
「素足の心理療法」
という
本を
読みました。
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はこちらから。
こちらの
本は
若い心理臨床家の
ために
書かれた本の
ようで
内容は
非常に
高度で
簡単に
読める本では
ありませんでした。
私も
何度も
チャレンジして
読むことができました。
霜山徳爾先生
というと
ヴィクトール
フランクルの
「夜と霧」
の翻訳で
有名な方かなと
思います。
(広告リンクあり)
私も
上智大学の
学生だった時に
読みました。
霜山徳爾先生は
私の教わっていた
先生方の
先生にあたるような
存在の方のようです。
東京大学の
ご出身で
その後
上智大学で
教鞭をとられていた
そうです。
毀傷の喜び(シャーデンフロイデ)について
私が
上智大学の
学生だった時に
霜山徳爾先生の
教え子で
上智大学で
深層心理学を
教えていらした
横山恭子先生に
教わったのが
毀傷の喜び
という
概念でした。
横山先生が
「(漢字が)
書けない」
と
講義で
おっしゃって
いたのを
覚えていますが
授業の
途中に
ふっと出てきた
言葉で
この言葉だけは
必ず
里に
持ち帰ろうと
思って
学びました。
今風に
書くと
シャーデンフロイデ
という
言葉のようです。
何かというと
人には
誰かが
喜んでいるのを
ねたむような
感情があり
逆に
誰かが
苦しんでいるのを
喜ぶような
感情がある
という
この
後者の
感情のことを
毀傷の喜び
というそうです。
特に
心理臨床家というのは
不運な
精神障害者を
相手にすることが
多く
毀傷の喜びを
持っていない人は
いない
という
風に
本には
書かれていました。
私は
自分自身が
精神障害者の
当事者として
不思議だなと
感じていたことが
多かったのですが
たとえば
Facebookで
誰かが
結婚の報告を
あげていると
自分が
幸せな
気持ちになる
ということは
あまりなく
結婚もできない
惨めな
自分を
呪い
あてられて
とても
いやな気持ちに
なったものでした。
これは
先ほどの
毀傷の喜びの
ところであげた
前者の
感情だなと
思います。
私は
おそらく
毀傷の喜びを
感じさせるような
人なんでしょう
周りからも
よく
攻撃を
受けたりして
いました。
毀傷の喜びは
人として
恥ずかしいと
思う感情です。
そんなこと
思っては
ならないと
思わないと
いけない。
それに
負けて
相手を
攻撃しているようでは
ダメです。
教養が
ないなと
感じます。
でも
同時に
私が
誰かの
結婚を
喜べなかった
ように
誰しも
人の
喜ばしいことを
喜び
悲しいことを
悲しむ
ということが
意外と
難しいのだな
ということを
痛感しました。
私の
場合は
治療を
受ける側なので
今回の
本は
精神医療の
向こう側に
いる
患者として
読ませて
いただきました。
突然
ドイツ語で
詩が
出てきたりして
困惑は
しましたが
読めて
よかったなと
思います。
上智大学の思い出
横山先生は
「できるもんですね」
と
言いながら
毎週三冊
本を読んで
ブックレポート
という
生活だった
そうです。
また
本の
中には
老年心理学の
分野で
上智大学で
教鞭をとられていた
黒川由紀子先生の
研究も
乗っていました。
いまは
大学を
ご退任されて
自分で
研究所を
開かれているようです。
https://ronengaku.wixsite.com/ronengaku
横山先生も
黒川先生も
落ちこぼれの
私に
よくしてくださいました。
特に
横山先生は
卒論の
履修中止の時に
学科長のサインが
必要で
直接おはなしを
聞く機会があり
たまたま
地元の
はなしになって
「松本は
文化的水準が
高いですね」
という
おはなしを
してくださったり
しました。
まとめ
本の
最後の
ほうに
書かれて
いましたが
霜山先生の
ゼミでは
ドイツ語
フランス語
イタリア語など
まったくわからない
言語の詩が
紹介されて
「イタリー語の
詩が
判らなくても、
そのひびきから
何かを
感じる人は
臨床家である。
何を
感じるか」
という
感じで
突然
詩を読むことを
求められたそうです。
実際には
こういうことは
よく
心理の
臨床の現場では
起こると
思いますし
とても
深い世界だなと
感じることが
できました。
霜山先生
ありがとうございました。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき
ありがとうございます。
また明日です!