統合失調症を火山にたとえ、疾病と障害に分けて考えるモデル

今日は
病気のモデルに関する
おはなしです.

統合失調症や
精神疾患の発症を
火山の噴火に例える
モデルがあるそうです.

今日は
それについて
触れながら

疾病と障害を
分けて考えるモデルについて
ご紹介します.

ぜひ最後まで
お読みください.

統合失調症を火山にたとえ、疾病と障害に分けて考えるモデル

それでは、行ってみましょう!

さて以前
精神科医の
野田文隆先生の本を
読んでいたことがありました.

こちらから
その本の詳細を
ご確認いただけます.

野田文隆先生の「マイノリティの精神医学」を読んで

この本は
確か800ページくらいあったかなと
思いますが

野田先生の
文章がまとめられている
本でした.

野田先生には
患者として
お世話になっていたのですが

彼の本に
統合失調症や精神疾患を
火山の噴火に例えて理解するモデル
というものがありましたので
今日はそちらをご紹介します.

統合失調症には
予兆期があり
そのあと急性期があって
休息期があって回復期がある

という4ステージのモデルを
イメージして理解するのが
一般的です.

これがわかりにくいので
火山が噴火するイメージで
考えるとわかりやすい
という考えのようです.

火山の場合も
噴火しそうになる前兆があり
噴火して
しばらくしてから落ち着いてくるような
感じになりますよね.

火山の噴火のピークというのが
統合失調症の急性期のイメージに
なるんだそうです.

ほかの精神科医の方だと
ブレーカーが落ちるイメージで
説明される方もいらっしゃいました.
(私が教わった藤山直樹先生も
この説明をされていました)

統合失調症を理解するとき
疾病と障害にわけて考える
というモデルがあるんだそうで

このうち
病気の症状にあたる
疾病の部分ですね

こちらの
幻覚・妄想などは特に
投薬治療でしばらくしたら
落ち着いてくると
考えられるそうです.

火山で例えると
火山そのものの噴火は
しばらくしたら
落ち着いてきます.

ですが
そのあとの障害というのは
残る形になります.

火山で例えると
火山で荒れてしまった
土地や町の復興というのは
どうしても時間がかかるもの
という理解なんだそうです.

町そのものの
復興が終わったあとも
その町への偏見などは
残ったりしますもんね.

ブレーカーの場合は
十分な電力が貯まるまでは
まだ電気の供給をすることが
難しいように

しばらくは
障害と向き合う期間というのが
生まれます.

統合失調症では
疾病の部分は数年でよくなるかなと
思いますが
障害の部分は結構残ります.

この障害が
どうしたら癒えていくのか?
というのは非常に難しい部分かなと
感じています.

内科的治癒や
外科的治癒ではなく
精神科的治癒の部分ですよね.

私の場合は
ここの部分には
音楽がかなり効果があるような
気がしています.

でもまだ
ちょっとピンとは
きていない部分もあります.

治癒に
10年単位で時間がかかり
20年経っても障害が残るような
重い疾患の場合は
本人も癒えるということが
よくわからなくなっているというのは
あるのかなと思います.

ある日
そういえば昔と比べて
難しいことを考えなくなったなとか
そういうことなのかも
しれないですね.

障害のステージも
人それぞれで
治癒というのも
いろいろとあるのかなと
感じています.

私の治癒があれば
彼、彼女の治癒もあり
それを比べるものでは
ないのかなと考えています.

今日は
統合失調症を
火山にたとえて
疾病と障害にわけて
理解するモデルをご紹介しました.

最後に
告知になりますが

昨日から
新しいオルゴール音源が
サブスクに登場しています.

こちらから
お聞きいただけます.

https://big-up.style/p9CdNgED2s

病院の待合室で流れているような
ゆったりとした
オルゴールをイメージしてみました.

ぜひ
聞いてみてくださいね.

また
Misskey.designの
登録者さまを対象とした
みすでざアドベントカレンダー2024の
参加者を募集しております.

こちらから
参加要項をご確認ください.

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たくさんの方の
ご参加を
お待ちしております.

それでは、今日はこの辺で.
いつもお読みいただき
ありがとうございます.

また明日です!

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