こんにちは。今日は実際に放送大学で心理学を取ることになる私が放送大学での心理学の勉強法について考察してみたいと思います。心理学は放送大学の前に上智大学の心理学科で学んでいましたので、基礎はそちらという感じではありますが、放送大学にも応用できる知識と思いますので、シェアさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
心理学は実験系と臨床系に分かれる
まず、心理学についてですが、大きく分けて、実験心理学と臨床心理学に分かれます。みなさん興味があるのはカウンセリングなどの臨床心理学だと思いますが、実験心理学も面白いです。「実験って何するの?」って思われる方も多いと思いますが、反応時間を測ったり、実際に実験デザインを組んで実験をしたりします。大学に入る前になんとなく心理学を勉強してみたくて心理学科に入ったけれど、臨床心理学があわなかったという方もいて、そういう方には実験心理学を勧めていますね。奥が深く面白いですよ。
放送大学の心理学の勉強法
さて、心理学を勉強する時に意識したいのが、心理学も教養を身につける一環だということです。本で学んでもいいのかもしれませんが、知識を得るだけでは教養を身につけたとは言えません。なので、教材を読むだけでなく、実際の放送大学の講義を聞いてみて、自分の中で一つ一つの知識を落とし込んで行く必要があると思います。本よりも、生の講義のほうがわかりやすい場面もあるでしょう。以前はなんでもググれば出てくる時代でしたが、知識が答えとして出てきていても、それは教養とはちょっと違うかなと思いますので、自分の言葉で表現できるようになると強いと思います。心理学もケーススタディな側面が強いので(特に臨床心理学)、このケースがどんなことを物語っているのか、といった背景にも目を向けてみると良いのかもしれません。
これから、精神分析を学ばれる方は驚かれると思いますが、精神分析には派閥があります。フロイトから娘のアンナ・フロイトの学派が大きな派閥としてあり、そこにメラニー・クラインの対象関係論の派閥があります。またそれ以外としてインディペンデントの派閥があり、この三つの派閥がそれぞれ理論的な対立などを経て混在しているのが現在の精神分析です。臨床心理学も教授によってどこかの学派に所属しています。
これは、子供の解釈を巡って、アンナ・フロイトとメラニー・クラインが対立したことが大きかったようです。アンナ・フロイトは子供に関してはまだ発達しきっていないということもあってか、言葉による解釈はしない方が良いという意見だったようですが、メラニー・クラインはこれと対立して、子供であっても、言葉による解釈はした方が良いという意見だったようで、結構大きな論争になった歴史がありました。どちらの理論も正しいようで、一定の成果が出ていたみたいなので、難しい問題だなと感じますが、いまはその派閥に加えて第三波のインディペンデント(独立派閥)がいるのが現在の心理学の臨床分野の特徴ですね。
こちらは臨床心理学の例ですが、実験心理学はヴントが実験心理学の研究室をたててから、いくつか支流が分岐したり、また時代によって合流したりしながら、現在の多様な心理学の構造が生み出されているようです。
実際の講義はこれからですが…
放送大学の講義はこれからありますので、ワクワクしていますが、大きく上智大学での心理学と差異はないのかなと感じています。放送大学の心理学の講義も、かなりハイレベルなようなので、しっかり授業についていけるように頑張らないとですね!
今日は放送大学の心理学の勉強法について書いてみました!
それでは、また明日ー!
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